人間は、自分のためにしか生きられない

いくら他人を愛していても
いくら他人を思っていても

その思いは共有できず
ただ、そうであろうと
想像するしかない

人間は、自分の脳内でしか生きられないから

知っている世界しか、存在しない
知らない世界は、ないのとおなじ

生まれたと同時に、世界ははじまり
死んだのと同時に、世界はおわる

世界は、自分のためだけにあって
他人のために存在はしない

その世界の中心で、わたしは

大地を踏みしめ

風を髪へと感じ

首を上へ反らせ

青くにじんでる

空を見上げてる

浮かぶ雲が白い

目が反らせない

呼吸が細く細く

行きつ戻りつを

繰り返している

まわりの雑音が

わたしの耳の側

かすめては去る

わたしはひとり

たくさんのなか

わたしはひとり

ひろい世界のまんなかで

ひとりだけ

その世界の中心に、わたしはいる






























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